安倍首相が新型コロナウイルスの感染予防対策として布マスクを全世帯に2枚配布することを発表しましたね。
世間では『アベノマスク』と言われ賛否両論のようです。
そこで今回は「布マスクの配布いつから?配送・受け取り方法や全世帯2枚の理由は?」と題して、政府から配布される布マスクはいつから配られるのか、配送や受け取り方法と全世帯に布マスク2枚配布の理由を調べていきたいと思います。
布マスクの配布いつから?
4月1日に新型コロナウイルス感染症対策本部を開催した安倍晋三首相ですが、発表では再来週以降、感染者数が多い都道府県から順次配布するとしています。
再来週ということは4月13日(月)の週ぐらいからということですね。
全国一斉ではなく感染者数が多い都道府県から配布していくとされていますが、3月の終わりにかけて東京都では感染者数がかなり増加しました。
布マスクは大都市で感染者数が多くなってきている東京都から配布する方針となっているので、全国民の手元に行き渡るまでには5月ぐらいまで時間がかかりそうですね。
都道府県別 1週間の感染者数
つくしの様に、にょき にょき
雨後の竹の子の様に、ぐんぐん
芽は小さな内に摘み取りましょう pic.twitter.com/JQpNwC8n9j— daibutsu (@kamakur95781420) April 2, 2020
布マスクの配送・受け取り方法は?
布マスクの配送には日本郵政の全住所配布システムを活用するとされているので、郵送でポストに投函となります。
受け取りには特に手続きをしたり郵便局へ取りに行ったりすることはないので、手間はかからないですが、簡単に計算してみると郵送料金だけでもすごい金額になりますね。
マスク二枚を全世帯に郵便で配布。
日本の世帯数はおよそ5000万。
マスクは軽いので定形郵便の84円。
布マスクの金額は一旦無しとして簡易的に計算すると。5000万×84円で42億円となります。
※マスク代、封筒、封入工賃除く現場からは以上です。
— み る 兄 さ ん (@milnii_san) April 1, 2020
配送方法が郵送なので追跡の無い郵便物だと配達漏れがあったり、ポストから郵便物を抜き取ったりされる可能性もありますよね…。
以前、北海道の北見市では使い捨てマスクが配布されていましたが、その時は封筒ではなくマスクのパッケージにそのまま『タウンプラス』と表記されたシールが貼られてポストに投函されたそうです。
北見市に届いたやつは、そのまんま届いたみたいなので、封筒代は浮きそうです~。 pic.twitter.com/dGdsIaJiNC
— かっしー (@kassy5292) April 1, 2020
『タウンプラス』は対象地域にある郵便受けすべてに荷物を投函するもので、送り先の住所や名前がなくても、郵便受けさえあれば配達されるシステムです。
布マスク全世帯2枚の理由は?
布マスクを全世帯に配布すると発表したものの、一人暮らしの人もいれば大家族の家庭もあるのに、なぜ布マスク全世帯2枚の配布なのでしょうか?
日本の世帯数は約5,000万世帯あり平均世帯人数は約2.5人と言われています。
このことから各世帯に2枚の配布となったのでしょう。
1世帯に2人以上住んでいる場合は、もちろん2枚だけででは足りないです。
しかし、世帯ごとに人数を調べて配るよりも、あらかじめ数を決めて配った方が迅速に配布できますよね。
また、安倍首相は「布マスクは使い捨てではなく、洗剤を使って洗うことで再利用可能であることから急激に拡大しているマスク需要に対応するうえで極めて有効」と話していました。
🇯🇵安倍首相「全世帯に布マスク2枚配布へ」再来週以降に⭐️
全国すべての世帯に対し、
布マスク2枚を配布する・布マスクは洗剤で洗うことで、再利用が可能
・再来週以降、感染者数の多い都道府県から順次、配布する4/1 Nスタ 他 pic.twitter.com/qw8L4w5dfF
— にこそく (@nicosokufx) April 1, 2020
布マスクを使うことによって繰り返し使う人が増えて、使い捨てマスクの需要を押さえてマスク不足問題はとりあえず解消しようという作戦のようです。
上記の説明では不足している部分を経済産業省の浅野大介さんがツイッターで『布マスクを全世帯2枚の真相』を詳しく説明していました。
Society5.0チームで今回のマスク配布案件に関わった経済産業省の浅野大介氏の「マスク2枚の真相」。これを読んでいるとなるほど妥当性はあるような気がする。それにしても政府の広報がきちんとしていないとあっというまに炎上案件になってしまいます。 pic.twitter.com/FGHrBb8zLG
— 福原 伸治 (@shinjifukuhara) April 4, 2020
日本の人口は1億2千万人で1人1ヶ月に使い捨てマスクを30枚使うとなると36億枚必要になるのですが、3月は6億枚の供給でした。
現在、医療機関でもマスクが足りない状態なので、使い捨てマスクは優先的に医療機関に回さないといけないですよね。
国民に布マスクを配って洗濯して再利用してもらう事で、マスク不足となっている現状をしのいでほしいということです。
布マスク配布についてネットの反応
マスク2枚の原価100円、送料100円とし、四千万世帯に配るとすると80億。
人工呼吸器いくつ買える?ベッドは?医療従事者確実に足りなくなるからサポートの人雇えよ!
マスクは「緊急事態なので、手作りできる人が周りの方に配って欲しい。助け合いましょう!」といえばいいだろうが‼️#マスク2枚— チュー太 (@doubleh88466602) April 1, 2020
布マスク600枚寄付してた学生もいましたし、政府がやらなくても国民が寄付してくれそうですよね。自分の分は自分で作れるし、マスク2枚配るお金は政府の人にしか出来ないことに使って欲しい。 #マスク二枚でごまかすな
— ima (@ima57141509) April 1, 2020
個人的には布マスク2枚の配布はもっと評価されるべきだと思っております。
マスクをしてコロナウィルスに対しての防御力を増やすと言うよりも、他人に対する飛沫感染リスクを減らせると思いますし、全世帯に配布するという事で1世帯平均2.47人(2017年)ですので一応国民の殆どに行き渡るので— CLUB レヴール 綱島【キャバクラ】 (@CLUBreveul) April 5, 2020
マスク配布が悪いわけではないが、これだけ時間がかかって発表したのがマスク2枚なので「え、それだけ?」となったのよ。
次の日の30万円とセットならここまで言われなかったな。— テツジロウ (@tetsukintoki) April 5, 2020
昨日、家内と手作りマスクの素材を手芸屋に購入に行ったらガーゼ等売り切れてました。案外マスク2枚ってバカに出来ないなと思いました。2枚を配布するコストをどう考えるかですが、後悔は後ですれば良いのでやればいいと思います。
— 烏合(うごう)『広島軟式野球チーム』 (@baseball_ugou) April 5, 2020
逆に何の考えも無しでマスク2枚配布してたらそれこそ問題だろうよ😨考えあってのマスク2枚だとまだ信じたいよ😨
— 八束 (@yatsutsuka) April 5, 2020
国民に言えること、言えないことがあるのはわかります。でもあの布マスクを2枚配布するのは本当にやめましょう。時期が遅すぎる。言ったことを後から撤回できるのが国会議員。今ならまだ引き返せます。突き進む必要はありません。
— B (@BOCBiSH) April 5, 2020
このように、ネットでも布マスクの配布に対して賛否両論の声が上がっています。
ガーゼマスクぐらい自作できると言っている方もいますが、一部ではガーゼマスクを作る材料すら売り切れてきている状況のようですね…。
まとめ
今回は「布マスクの配布いつから?配送・受け取り方法や全世帯2枚の理由は?」と題して、政府から配布される布マスクはいつから配られるのか、配送や受け取り方法と全世帯に布マスク2枚配布の理由を調べさせていただきました。
布マスクの配布は4月13日の週ぐらいで、まずは感染者数の多い東京都から始める方針です。
郵送での配布になるので全国民に届くまでには時間がかかりそうですね。
それより感染者数が増えていく一方で、緊急事態宣言などやるべきことはもっとあると思いますし不安です。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。