最近はマスクと同様に消毒用エタノールも商品が不足していてお店でも見かけませんね。
そんな中、2020年4月10日に酒造メーカーの菊水酒造から『アルコール77』という、アルコール度数77%のお酒が発売されました。
商品名からすると消毒できるような感じにも見て取れますがどうなんでしょうか?
そこで今回は「菊水酒造アルコール77の使い方は?飲めるけど消毒できるのか調査!」と題して、菊水酒造の『アルコール77』の使い方や飲めるけど消毒できるのか調べていきたいと思います。
菊水酒造『アルコール77』の使い方は?
菊水酒造さんのアルコール77が届いたわよ!!!!!! pic.twitter.com/gJP3hXzGWD
— ま̲つ̲ん̲ (@mathun) April 18, 2020
現状、アルコール消毒液が不足していることを受けて、厚生労働省はアルコール度数の高いお酒を消毒液の代替品として使うことを特例として認めると通知しました。
消毒用や除菌用として使われている製品は、アルコール濃度が70%~80%に調整されて販売されています。
アルコール度数が高すぎても低すぎても消毒・除菌の効果が落ちてしまうんですね。
そして『アルコール77』と言えば、同じアルコール度数のアルコール製剤である『パストリーゼ』を思い出します。
『パストリーゼ』も酒造メーカーが作ったアルコール製剤ですので、お酒である『アルコール77』も同じような使い方ができると考えられます。
【使用用途の例】
- 手指の消毒
- キッチン周りや調理器具の除菌
- トイレ掃除
『アルコール77』はレモンの香りがしますが、身の回りのものの掃除や除菌をするという使い方ができそうですね。
『アルコール77』を使う時の注意点
『アルコール77』は飲料用ということで安全性は高いですが、使う時には気を付けたいことが何点かあります。
火気厳禁
アルコールは燃えやすい成分で、飲料用でもアルコール濃度が高いと危険物としての取り扱いが必要となります。
火気に近づけると引火する恐れがあるので、特にコンロ周りで使う時は必ずガスの元栓を閉めて、アルコールが完全に蒸発したことを確認してから使うようにしましょう。
アルコール対応容器に詰め替え
『アルコール77』の内容量は500mlで、瓶容器に入っているので使い勝手を良くするために詰め替えて使いたいと思っている方もいるかもしれませんが、移し替えて使う場合はアルコールに対応しているボトルに詰め替えて使う必要があります。
アルコールに弱い材質のボトルは、容器がひび割れや変色し破損などのトラブルが起こる可能性がありますので注意が必要です。
使用できない材質
アルコールを使用することで、変色、溶解、亀裂などの変化が起きる場合があるので吹き付ける材質にも気を付けましょう。
- フローリング
- 樹脂
- 塗料
- ワックス等塗布面
- ゴム
- 皮革
- 塗装製品など
菊水酒造『アルコール77』は飲めるけど消毒できるの?
菊水酒造株式会社様から
アルコール消毒液と同成分であるが,消毒目的で作られたものではないアルコール(77%)6本届きました。
丁寧なお手紙とともに丁寧な包装でさすが日本企業。
お酒なのでもちろん飲めるし,間違って手にかかってもウィルス消毒可能!最強!
本当にありがとうございます。 pic.twitter.com/Nrpwg7Yj1T— Kenji T (@richmond1108) April 19, 2020
プレスリリースの製品概要には「消毒用アルコールと同等のアルコール分を含んでおりますが、消毒や除菌を目的に製造されたものではありません」と注意書きがあります。
しかし、『アルコール77』のボトルには「It is a sake that can remove bacteria from cooking utensils.」(調理器具に付着したバクテリアを除去できる酒です。)と書かれているんですよね。
消毒や除菌を目的に製造されたものではないけれど、調理器具に付着したバクテリアを除去できるってどういう事?と思いますよね。
医薬品は許可が必要だし、販路も違うから消毒用アルコールを作れないが、たまたま消毒に適した濃度で余計な成分の入っていないスピリッツを作って酒として売っちゃうけど、絶対に消毒用に使うなよ!絶対に使うなよ!豪雨被害の恩返しで開発したけど、消毒用じゃないからな!!https://t.co/8RxQ5cmWL9
— あれっくす (@NStyles) April 4, 2020
アルコール消毒液が品薄になっている現在、医薬品や医薬部外品を製造・販売するためには許可が必要です。
今から企業が消毒用アルコールを造ろうすれば取得するのに時間がかかってしまいますが、酒造メーカーがお酒として作って販売すれば問題ないと考えたんですね!
しかも、この方法ならスーパーやコンビニでも販売できるし、これは目の付けどころが素晴らしいです!
高知県は「酒としての販売と聞いています」。医療関係者は「コロナウイルス対策には70~80度ぐらいのエタノールが有効。しかしこの酒に効果があるかは不明。消毒に使うのは推奨できない」とくぎを刺す。
引用:高知新聞
『アルコール77』は関係省庁の指導のもとに製造販売されていますが、あくまで飲料用なので自己責任で使ってくださいということになりますね。
https://satominblog.com/kikutisyuzou-alcohol77-hanbaiten/
菊水酒造『アルコール77』の発売にネットの反応
菊水酒造が凄い、消毒アルコールとほぼ同成分の酒を販売する!観賞用にしたり、うっかり手に溢しちゃったても殺菌作用があるから安心。
お値段もリーズナブル、関係省庁の指導も受けてて安心。4月10日から販売開始らしい!https://t.co/5gIIzwhmEJ— めがーぬ (@me_ga_nu) April 4, 2020
菊水酒造からアルコール77ってのが出たと話題になってて、関係省庁のご指導の元ってあたりが戦時なんだなと感じるけど、ルールを必要に応じてサクッと変えるというのをせずに迂回するようなやり方をするのが日本らしい。
— Takafumi@引きこもりたい (@vvz_tak) April 5, 2020
菊水酒造のアルコール77なんかはまさにこれですね。社会貢献のついでに企業価値まで上がるので余裕のある所はいろいろ隙間を狙ってほしい https://t.co/Hiqvi21uBe
— 木村吉邦 (@kimurayoshikuni) April 5, 2020
素晴らしい! 医療機関は今まで通り消毒用エタノールを使い、ご家庭はこちらを買えば良い。もし、使い残したら果実酒でも漬けたらいい。他の酒造メーカーさんも続いてください! https://t.co/N8qnZNo0g3
— 開田あや (@ayanekotunami) April 4, 2020
( ゚д゚)ハッ!アルコール77何も考えずにストレートで飲んでみたけど驚かれると言うことはなにか間違ったか…(´・ω・`)
確かに喉は焼けそうだったけど…
でもね思ったよりちゃんと味があって飲むようにしてあるなと思ったんだよ? pic.twitter.com/1JVPVeUgFe— たっきー (@uaQ6rRY8qvNifqh) April 20, 2020
菊水酒造さんすごいな、、、アルコール77
— しゃちょん (@shachong) April 11, 2020
アルコール77… (^^)
これをはじめた酒造会社_やるなぁ!
こんなアイデアがでてきて、コロナの現状に対抗できるってすごいことだね。
すばらしい…— 章生@短歌の海漂流中&ときどき川柳(涼閑) (@yaneura_neko) April 11, 2020
酒造会社がアルコール77っていう商品を開発したというニュース。
消毒用でなくスピリッツとしての販売なので酒税はかかるが…といってたけど、何よりいち早く届けたいという思いがいいね。発想がすごい。引火しないよう電気を使わない施設で作っているとか。— おはようこ (@yohko_anego) April 11, 2020
アルコール77の発想はすごい!
— アボカン @トレーダー (@naikintaro717) April 9, 2020
まとめ
今回は「菊水酒造アルコール77の使い方は?飲めるけど消毒できるのか調査!」と題して、菊水酒造の『アルコール77』の使い方や飲めるけど消毒できるのか調べさせていただきました。
『アルコール77』は関係省庁の指導のもとに製造販売されている商品で、手指の消毒や身の回りの除菌にも使えると考えられますが、あくまで飲料用です。
こまめに手洗いとうがいをして感染拡大予防をしていきましょう。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。